カウンセリングの目標
心理的柔軟性
自己肯定感さえ上げれば良くなるはず…でも、それは本当ですか?
対症療法で楽になる…それだけで良いのでしょうか?人生にはもっと大切なことがある気がしませんか?
自己肯定感さえ上げれば良くなるはず…でも、それは本当ですか?
対症療法で楽になる…それだけで良いのでしょうか?
ACT心理相談室が提供できること「心理的柔軟性」
自分の内面に起こる出来事(思考・感情・記憶・身体感覚)に対して
柔軟に対応できるようになり、生き生きした生活を取り戻す
柔軟に対応できるようになり、生き生きした生活を取り戻す
危険! 自己肯定感を上げてはいけない!
心が壊れてしまった。だから直そう。
これまで心理療法はそう考えてきました。
例えば、低い「自己肯定感」を高めよう…と。
でも、その考えでうまくいくでしょうか?
「自己肯定感」を高めたり「感情をコントロール」したりする努力は一時的には成功しても、その後にリバウンドがあることを知っていましたか。こうした努力はむしろ危険で、一層自分を責めるようになり感情の暴走に歯止めがかからなくなる危険があります。現在では「自己への慈しみ」に効果があることが分かってきました、これによって否定的な思考も苦痛な感情もジャッジすることなく受けながすことで無害化することができることが分かっています。それと共に「ストレスは体に悪い」も実は誤りで、「ストレスの回避抑圧が害」だった可能性が示唆されています。
精神疾患の診断名は病因を示さない!
だって脳にダメージがあるのは本当でしょう?
それが病因なのではないですか?
そのとおり!
でも、それではまるで「骨折の原因は骨が折れたことによる」と言うようなもの。ダメージに至る別の原因があったとしたら、それを放っておいていいのでしょうか
精神疾患の診断名はそのほどんどが「症状」を分類したもので、それが病因を示すのではありません。脳神経学の発達で異常の部位が分かるようになってきましたが、それが分かったからと言って根本的な解決が望めるわけではありません。治療の多くが症状の緩和(対症療法)なのです。骨折の原因が転倒にあるように、ACTはほとんどの精神疾患に、症状は別でも驚くほど共通の原因があることを突き止めました。もちろん薬も役に立ちますが、ACTを使えば症状の改善だけでなく、人として成長も促すことができます。ACTに再発が少ないのもそのためと考えられます。
※心理支援に係る主治医がいる方は事前にお知らせください。
※最もよく用いられる診断基準の一つ、DSM-5の限界については「こころの絆創膏」のページをご覧ください。
根本的な改善、そして人としての成長を
もし壊れたグラスがテーブルの上にあったなら、あなたはそれを早々片付けてしまいたくなるでしょう。
でももしそれが美術館のテーブルの上に飾られた芸術作品だったらどうでしょう。
「壊れた」と思ったあなたの心が芸術作品だったとしたらどうします?
思い通りにならない自分の心が芸術作品だなんて、にわかには信じられないかもしれません。しかしそう考える方が合理的だということが科学的に分かってきました。そのやり方は、あなたの苦痛を、さっさと片づけてしまいたい嫌なものにするのではなく、そこに置いて「慈しみ」をもって眺めていられるようにするやり方です。壊れたから直す、片づける…という硬直したやり方ではなく、人生の一部として柔軟に受け止める新しいやり方、それがACTです。
心理的柔軟性 2つのスキル
マインドフルネス & 価値へのコミット
ACTのスキル習得で得られる心のスキルは一生の宝
あなたの「今この瞬間」が充実し、「生きがい」が増殖していきます
マインドフルネス
脱力のスキル
思考や感情にとらわれず
世界と自分のありのままを
今この瞬間に体験する
コミットメント
価値に向かうスキル
本当に大切なものは何?
それに向かって一歩を踏み出す
目の前の一歩から始めよう
ACTはどんな症状も病気とか不健康という見方をしません。いつも笑顔でいるなんて、それこそ不自然です。喜びも悲しみもあってそれが人生! すべてが普通のこと! 人として成長するのに必要な通過点です。「無駄に苦しんだのではなかった。そうか、これを得るためだったのか!」この境地をあなたも目指してみませんか?
6つのコアプロセス
上の二つのスキルによって下図の互いに補い合う6つのプロセスが身に着きます
上図の6つのプロセスを身につけることで、苦しみに対するワンパターン行動から脱却して、今この瞬間に自分の意志で柔軟に対応できる行動力を養い、自分にとって本当に大切なことを明確にし追求できる活力ある人生を手にすることができます。